Von Winning Weingut GmbH ヴァイングート・フォン・ウィニング VDP創立メンバーの、古くて新しいワイナリー 銘醸ワイナリーの相続と売却の歴史 ワイナリーの歴史は19世紀初頭、ドイツ南部のファルツ地方で名声を誇った「ジョルダン・エステイト」に遡ります。

1848年、この銘醸ワイナリーは、当主の死により3人の子供に分割相続されます。

その一人でエステイトの娘夫婦ダインハード家が父親から分割相続した畑をもとに「ダインハード醸造所」を設立。

そして、1907年にはさらにその娘夫婦にあたるフォン・ウィニング夫妻へと継承され、ワイナリー名は「Hauptmann von Winning'sches Edelweingut」に改められました。

偉大な功労者、レオポルト・フォン・ウィニング翁 1907年に継承されたワイナリーは、夫レオポルト・フォン・ウィニング氏の揺るぎない情熱に支えられ、クオリティは次のレベルへと昇華しました。

レオポルト・フォン・ウィニング氏は、900年前に皇帝から称号を与えられた貴族の流れを汲む人物ですが、ワイン造りに大変な情熱を注ぎ、現在のドイツ優良生産者組合「VDP」設立の功労者にもなります(VDPの前身にあたる「Deutscher Weinbauverband」の設立者でもある)。

こうして、「フォン・ウィニング」の名前はそのまま優れた品質を表すようになります。

複雑な相続と売却の背景を持つ銘醸ワイナリーに再び命を吹き込むプロジェクトとして、2007年に起業家のアヒム・ニーダーベルガー氏の手により誕生しました。

最高責任者にステファン・アトマン氏を迎え入れることで新たな一歩を踏み出しました。

最高醸造責任者 Stephan Attmann ステファン・アトマン ワイナリーの方針やワインのスタイルを決定するなど、まさにワイナリーの顔といえるのが最高責任者のステファン・アトマン氏。

そんな彼の経歴は非常にユニークで、大学ではもともと化学と生物学を学んでいました。

その後すぐにビジネス、政治、教育学に方向転換。

大学卒業後はバーデン地方のドクター・ヘーガーで見習いとしてブドウ栽培と醸造に携わりました。

2005年にはブルゴーニュに移り、天才醸造家として有名なドメーヌ・ダヴィド・デュバンの下で経験を積みました。

テロワール重視 大量生産とは一線を画す、土地の個性を表現したワイン造り 「私たちの目標は完全な状態で品種、テロワール、土地(ファルツ)、そしてフォン・ウィニングというワイナリーの個性を表現すること。

それはつまり、グラスに注いだ瞬間から楽しんでいただけるワインです」 約10ヘクタールのグローセス・ゲヴェックス(=仏のグラン・クリュに相当)を含む畑は環境に配慮したきめ細かな手入れが行き届いており、アロマ豊かで完璧なブドウを収穫することができます。

ワイナリーにおけるプレミアムワイン造りの鍵は、天然酵母醗酵(一部)や自然の清澄作用を促した方法を採用することで、「人間の介入をできるだけ最小限にとどめる」こと。

それにより大量生産とは一線を置いた土地の個性を表現する、エレガントなワインを生み出します。

畑では環境に配慮した栽培を心がけ、ビオデナミとサステーナブル農法を実践。

また完熟した100%健康なブドウを収穫するために、手摘みのチームを従来の8倍に増やしました。

LEOPOLD restaurant 「土地の力を信じ、生態系を脅かすことなく、むしろサポートする」。

これが彼らが畑に向き合う姿勢で。

合成肥料や除草剤は一切使用しない自然を尊重した農法を採用していますが、有機栽培の認証には関心がありません。

高株密度栽培 2008年には、ブルゴーニュ地方によく見られる高株密度栽培を利用した畑をつくりました。

平均的な5,000本/haよりさらに多い9,500本/haを植えることにより、ブドウの木の競争を促すことで自然に収穫量を調整しています。

今後、全てのプレミアムワインクラスの畑では、この方法を採用していく予定です。

またブドウの木が地中深くまで根を下ろすことにより、果実、またその果実からできるワインがテロワールを表現するだけでなく、夏の熱波や多雨にも耐えられる強さを与えてくれます。

また十分な水分が行き渡るため、様々な花が咲き、生態系を支える昆虫の住処となっており畑は多様性に富んでいます。

Von Winning Weingut GmbH Wedding 一部であってもオーク樽醗酵、オーク樽熟成させた野心的かつ洗練されたスタイルで、品種よりもテロワールを反映することをより重視するシリーズです。

収量を低く、畑で非常に精緻なブドウの選別を行い、欠点のない完全に健康なブドウを使います。

オーク樽は300Lから2400Lまで様々なサイズを使用。

ハーブを思わせる香り、複雑さと骨格がありフォン・ウィニングの名を使うに値する輝くような魅力を放つワインです。

Von Winning Forster Ungeheuer Riesling Trocken 2017 VDPグローセス・ゲヴェックス オーク樽醗酵  熟成:オーク樽熟成16カ月(フレンチオーク、500L、新樽比率5%) 世界的な銘醸畑フォルスター村ウンゲホイヤーのリースリングです。

柑橘系の香りとキリッとした酸、十分なミネラル感のある極めて余韻の豊かなワインです。

(2017)「アンドレアス・ラーソン ブラインド・テイスティング Feb/2019」 95点/「デキャンター・ワールド・ワイン・アワード 2019」 97点、Best in Show

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