著者ジェイムズ・ウィンブラント(著) 忠平美幸(訳)出版社朝日新聞出版発行年月2017年06月ISBN9784022630612ページ数346,6P9784022630612内容紹介人類誕生、いや動物が歯を持って以来、歯の悩みは常につきまとってきた。

恐竜の歯化石には歯周病の跡があり、洞窟人の歯は髄が出るほどすり減っていた。

古代、虫歯は悪魔や虫が原因とされた。

中世、旅回り詐欺師が街の広場の歯抜きショーで客を集め、怪しい民間療法が横行した。

歯抜きは理髪や瀉血と共に床屋外科の仕事だった。

近世にも患者は麻酔なしで床に寝て施術を受け、歯の治療は相変わらず「血と痛み」の世界だった。

その後、麻酔やレントゲン、治療用椅子などの進歩があり、今日の歯医者は治療・美容両面の仕事になった。

恐怖と嫌悪で語られる「歯治療の世界」を、患者の視点からエピソードたっぷりに綴った“笑える歯痛の世界史”。

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